英会話は「会話」ですので、一人では出来ません。
単語を覚えたり、文法を覚えることは一人でも出来ますが、会話は相手がいなければ出来ませんよね。
相手がいる「英語での会話」の練習はどのようにすればよいのでしょうか。
その会話の練習をどのようにすれば良いのかをわかりやすくご説明したいと思います。
英会話は野球に似ているんです。
突然ですが、英会話って野球に似ている点がたくさんあります。
野球の試合で打つために「素振り」の練習をしますよね。
これは、英会話の訓練の「シャドーイング」や「リテンション」、英単語の暗記、文法を勉強するのと似ています。
これらの訓練は、いずれ「英語で会話をする時」に備えて一人で行うものです。
「素振り」も「暗記」も一人でしますよね。
それでは、相手と戦う「試合」は何に似ているかと言いますと、相手と話す「英会話」に似ています。
初めて試合に出るときは緊張しますよね。
英会話も同じで、初めて海外で知らない人と英語で会話する時は緊張すると思います。
その「初めて海外で知らない人と話す(試合)」に備えて、「外国人と話す練習(練習試合)」をすることが大事なんです。
その「外国人と話す練習」が「ネイティブレッスン」です。
ネイティブスピーカーと会話練習するべき理由
「英語で話す練習だったら、英語が話せる相手であれば誰でもいいでしょ」と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
英会話で「発音」は非常に重要です。
日本語が上手な外国人ってたくさんいますよね。
日本語が上手な外国人の方、本当にたくさんいますよね。
その日本語が上手な外国人の日本語を音だけ聞いて、
「あ、この人日本人ではないな」
って分かると思いますか?
わかると思います。
少し話しをしただけで、ネイティブの日本人ではないとわかると思います。
ほんの少しイントネーションが違う日本語を聞いて、「あれ?この人、外国人かな?」と思った経験がある人もいらっしゃるかと思います。
その外国人が話す日本語が「意味が100%伝わる」ものでも、「日本人が話す日本語とは違う」というケースはよくあります。
英語も同じです。
「英語が話せる」ということと、「英語の発音やイントネーションが正しい」ということは違います。
アメリカ英語とイギリス英語の違いはありますが、アメリカ人やイギリス人を英語のネイティブスピーカーではないという人はいないでしょう。
アメリカ人もイギリス人も英語を母国語として生まれ育っていますので、英語のネイティブスピーカーです。
反面、公用語が英語であっても、その国の第一言語が現地の言葉を話す外国人の場合、英語の発音がアメリカ人やイギリス人とは明らかに異なるという場合はあります。
特に最初は正しい発音に慣れるためにも、英語のネイティブスピーカーと会話の練習をすることをお勧めします。
継続してネイティブレッスンを受講するべき理由
先程の野球の例えで、初めて試合に出るときは緊張しますとお話しましたよね。
初めてバッターボックスに入った時は、それまで何度も素振りの練習をしていたのに、緊張してボールが見えなくなってバットが振れないかもしれません。
ネイティブレッスンも同じで、初めてのレッスンでは緊張して思っていたことが出てこなかったり、絶対に知っている単語なのに出てこないということがあります。
それでも3回目、4回目と回を重ねるとだんだん慣れてきて、少しづつ会話ができるようになります。
これは緊張した1回目、2回目があったからこそ、3回目に慣れることができたのです。
つまり緊張して思ったような話ができなかった1回目、2回目のレッスンは無駄ではなかったのです。
1回目や2回目に緊張して「もう、ネイティブレッスンは受けなくていいや」と辞めてしまわれる方がいらっしゃいますが、この緊張を乗り越えて、慣れるまで頑張って続けることが、英会話が上達するポイントなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ネイティブの外国人との会話練習が重要であることをご理解いただけたかと思います。
最初は緊張しますが、だんだん慣れてくると会話ができることの楽しさを実感いただけると思います。
ネイティブの正しい発音に慣れて、できるだけ正しい英語の発音で会話ができるように頑張りましょう。